あおもりの在野政策研究者のオピニオン
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それでも、あおもりの明日を救い出すために。
民主党の知事選不戦敗は、青森県の政治と民主主義にとって、そして何より、来たり来る「縮み社会」、地域社会システムのきしみ音が日々大きくなっている青森県と県民の暮らしの明日にとって、大きな回り道になりそうです。
しかし知事選不戦敗について、民主党県連の責任を追求し、政治の不毛を嘆くだけでは、いま、医療不安、雇用不足、市町村財政破たんの危機にあるこの私たちの地域、あおもりの明日を救い出すことはできません。
私は、あおもりの明日を救い出すために、第一に、三村マニフェストにおける危機対処方針の有無と経営プログラム性、第二に、民主党県連の今後の組織活動と地域政策形成の活動方針、第三に連合青森の今後の政治選択、この3点に注目するところからはじめたいと思います。
事態を確認しておきましょう。民主党は知事選の候補者擁立を断念しました。これで、県民にとって有効な選択肢は事実上失われることになりました。確かに、共産党の堀さんが立候補しますが、三村県政批判を確認する票にはなっても、私たちの代表を選択し、地域経営の方向を選ぶという選択肢にはなりません。
ここまでの青森県においては、民主党県連(というより、政治家田名部匡省)が後ろ盾になるか、少なくとも同じサイドに立つことではじめて、実質的な対抗馬(有効な選択肢)になることができました。ですが今回、その条件が失われてしまいました。(私自身を含めて)田名部さんの側に立って闘う人間はついに現れませんでした。

私たち(日本人、県民、庶民、ふつうの生活人)はあまりに受身に過ぎ、周囲に左右され、野心に欠けています。野心の固まりのように思われがちな政党政治の世界の人たちも、批判に過剰に弱い点では私たちと大差ありません。そのなかにあって、田名部匡省さんには、世の批判に抗する気持ちの強さ、そして代表として組織を牽引する気概が行動や発言の形となって表れていました。
しかし、今回はその強さが失われ、いわばふつうの人代表にとどまっている他の国会議員、県会議員、支持者の人たちの弱気の渦に飲み込まれてしまったように見えます。その結果、民主党県連は、失敗したくないあまり、成功と失敗、勝ちと負けを争う場所から身を隠すことになりました。
最初から勝つ工夫、勝つための戦略に踏み込まず、気持ちで負けてしまっていたため、闘わず、リスクを冒さない選択に走ってしまったわけですが、いまどきの選挙を、これまでの経験に頼って、ひたすら候補者選びとその後の風頼みでしか発想できなかったところに、そもそもの民主党県連の不戦敗の必然があったと思います。
それとともに、今後、だれが政治家田名部匡省に代わる対抗軸として登場してくるのか、それとも、(田名部、木村、津島、大島といった)個人軸ではない、新しい政治構図や政治スタイルが誕生することになるのか、青森県の政治の大きな焦点が浮かび上がってきたと思います。

こうした事態を確認した上で、では私たちは「何をなすべきか」。住民に公開され、選挙で了解された政策(マニフェスト)が主導する地方政治への変革を願う市民・県民はどうすれば良いのでしょうか。
今回の選挙は、実質的にマニフェスト選挙とは呼べないものになるでしょう。有力な選択肢があって、その選択材料として有用性があるからこそのマニフェストであり、印刷物が出ればマニフェスト選挙になるのではありません。
しかし、私は、たった一回の知事選の失敗ですべてが終わると思うのなら、それは、政党政治の可能性や民主主義を間違って理解しているのだと思います。一度や二度の成功、失敗で、健全な二大政党制や、それと緊密に結びついた市民型の民主主義、マニフェストサイクルが生きた地方自治が、突然にこの地域に根付いたり、逆に失われたりはしません。

確かに、今回の知事選が、選択ではなく信任投票になってしまうのは、そのために、いっそう今後のあおもりの地域社会が厳しい状況に直面することになりそうな、痛恨のタイミングではあります。しかし、それでも明日を救い出すために、なすべきことを見つけ出し、動き出すことが必要ですし、そうすれば学ぶこともまたこれまで以上に多いでしょう。
前ジェフ千葉・市原監督(現日本代表監督)イビチャ・オシムは、「レーニンは勉強して勉強して勉強しろと言った。私は選手に走って、走って、走れと言っている」と語っています。私たちは、自分たちになんと言うべきなのでしょうか。「それでも発言し、発言し、発言しよう」「改革を求め、求め、求め続けよう」ではないだろうか、と私は思います。

私は、当面3つのことに注目してみたいと思っています。一つは、三村マニフェストの内容への注目です。
好むと好まざるとにかかわらず、私たち県民の将来はほぼ確実に三村さんに託されることになります。ならばその県政運営について、今後、より明瞭に批判し、修正を求めていくべき論点をはっきりさせておかなくてはなりません。
特に、医療不安、雇用不足、市町村財政破たんという、あおもりの3つの危機について三村さんは実際的な対処策を持っているのか、そのために財政配分を変えていく具体的な経営方針(マネジメントのプログラム)を持っているのか、この2点を中心に三村マニフェストを検証したいと思っています。
今後、政策的な失敗や政策発動の遅れが、この地域社会に大きな悪影響を引き起こしたとき、「やむを得なかった、不可抗力だった」といった責任回避を、三村さんにも与党の自民党、公明党にもなるべくさせないように、今の時点で採用可能なオルタナティブ(対抗政策)をできるだけ明示しながら、事前評価をしておきたいと思います。
なお、できれば、共産党が準備している堀さんのマニフェストについても、あわせて評価してみたいと思っています。

第二に、民主党県連が、今回の不戦敗という痛恨の経験を生かして、どういう組織づくりと、そのための活動を進めていくのか、この点に注目したいと思っています。
田名部匡代さんは「知事戦に限らず、常に候補擁立、党勢拡大をやっていかなくてはいけなかった。それが大きな反省だ」と発言したそうです。彼女は正しい。しかし、それでは十分ではない、と思います。
問われるのは党勢拡大の方法論です。どうやって民主党県連は、市民・県民のなかに入っていくのか? 黒い背広のおじさんづくめのパーティという点では、民主党は自民党の体質といまも大差ありません。それを変えていく努力のなかで、どうやって自らの地域政策を鍛えるのかが問われているのです。そして、そこからしか、本当に民主党県連と共に闘ってくれて、党組織にも入ってくれる有能な次世代候補者(の候補)は生まれてこないでしょう。

第三に、私は、今回流れを決めた隠れた主役は連合の選択であったと思っています。連合青森の今後の政治選択に注目していきたいと思います。
連合は政策(マニフェスト)比較ができない段階で、早々と三村さんの推せんを決めました。これ自体がたいへんに疑問なことでした。働く者の代表組織として、三村県政を評価するのであれば、個別事業を頑張っているかどうか(インプット、アウトプットのレベル)ではなく、それによってあおもりで働くものの生活条件や職場環境がどうなったのか、労政のアウトカムレベルでの政策評価によるものでなければなりません。まず、その点で山本連合の三村県政評価は誤っていると思います。
そしてまた、連合青森は、組織労働者の代表どまりなのか、働く女性や未組織労働者、働き口を得られない青森の若者や高齢者は視野に入っていないのかという点も大きな疑問です。そうした人たちも含めた働く者の代表として、この地域の現況を見ているのであれば、現職(自民党県政)の労政を肯定的に評価するなどということは考えられません。

いま、山本会長は「民主党が本当に知事選を闘うのであれば、現職が決意する前に候補を決めるべきだった」とコメントしています。まるで他人事のようですが、これは、実は田名部匡代さんの発言のミラーになっているのです。
民主党は早くから連合とともに、働く者の状況と意見をつかまえる活動を進めるべきでした。連合もまた、働く者の代表として自らの正しい戦略立案のために、それを共に進めるべきでした。そこから民主党と連合が一致できる労政分野のマニフェストがあらかじめ生まれていれば、連合が見切り発車で三村さんの推せんに走ることはあり得ず、(おそらくは)民主党が知事候補選びに困り果てることもなかったでしょう。
民主党の知事選不戦敗は、民主党県連と連合青森のそれぞれが、この4年間、ふだんの地道な政策評価(労政のアウトカム評価)とそれに基づく政策立案作業を決定的に不足させ、欠落させていたこと、そこに遠因(真の原因)があるのです。
これらの点について、連合組織に、今後自戒が生まれるのか、そうではないのか、それは、民主党県連と連合青森の今後の関係を大きく左右するでしょう。そして、あおもりで働く者の境遇をも大きく左右するでしょう。だから私は、この点にしっかり注目していかなければならないと思っています。
| A1.選挙系 | 23:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
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